緊急ミーティング

昨日は夕方から雨が降っていて帰りは原付で帰ろうかどうか悩んでいた。19時頃にある程度仕事は片付いていたので早く帰れそうなのに雨が思いのほかたくさん降っていた。雨女...。ネットで天気予報を見ながら考えていたら会社の電話が鳴ったので取ってみると5分ほど前に帰ったHさんだった。「だんなが今日はご飯いらんって言ってたからどこか食べにいかへん?もう仕事終わりそう?」と言うので二つ返事で了承し10分ほどで片付けて集合場所へ向かった。カウンターに腰掛けたHさんに「意外に早かったな」とお褒めの言葉をいただいた。ご主人の帰りが遅いと分かった瞬間これはチャンスと思い私を誘ったそうだ。二人の話題はほぼ仕事の話で愚痴っているばかりだがなぜだか楽しい。ハマちゃんの「WAO!」にムカつくのは私だけではなかった。他にもハマちゃん語録があって相手によって態度を変えて話すハマちゃんにやっぱりムカつくなぁとか。でも私とHさんには全く太刀打ちできない。いつまでたっても仕事を覚えないのでしょうもないことでもいちいち聞かないと理解できないので(聞いても理解できていないけど)小さくなったままなのである。実質うちの部署の責任者は私とHさんが二人で補いながらやっているようなものだ。一番下っ端とパートで回している。そんな会社ってどうなのよ。それだけ頑張っているのにその存在に対しての会社の扱い方ってひどいよなとか。いっぱいある。営業のうっとおしい小太り兄さんのサコが私に話しかけてきたときの私の冷たい態度にHさんは妙にウケたらしい。
サコ:すいません。ここに送る荷物ってありますか?(一緒に送ってもらおうと自分の荷物を持ってくる)
私:ないですよ。最近そこには送ることないですから。(また持ってこられても困るので『もう持ってこないでください』って言うような勢いで)
サコ:...
一言めで拒絶し、二言めでダメ押し。だってないってことぐらい分かるやろ。自分の課がやり取りしてるねんから。頭悪い。その前にもやってきて
サコ:すいません。言うの忘れてましたけどここに伝票を発行してここに送って欲しいのですが。
私:もう送りました。
サコ:...
私:明日出荷でしょ?もう伝票を発行してそこに送りましたけど。
サコ...
私:(止めていた手を動かし背を向ける)
頭の回転が悪いのでしばらく固まっていたサコはようやく動きだして帰っていった。言われなくても常に色んな所に注意して書類を見ているから全部さっさと片付けてるんだよ。バーカ。もしサコが言いに来るのを忘れていたせいで私が伝票を送らなかったとしても私の責任にされるのだ。そんな会社なのだ。ちょっとのことも見逃せない。そんでそんなのんきに言われても腹立たしいだけなのだ。サコは私の視界に入ってくるな。私はサコが嫌いなので冷たい態度をとるがサコは近寄ってくるのでそのやり取りがHさんとチーフにはたまらなく楽しいらしい。サコが去った後は二人とも必ずニヤニヤしながらこっちを見る。今日のやり取りもHさんにとっては噴出しそうなくらいおもしろかったらしい。色んな愚痴も笑い話にするぐらいの大人な二人(だと思っている...)なのでなんとか頑張ってる。チーフの新しい携帯の画面についたままのフィルムをさっさとはがしてやろうというたくらみを持ちながら。