そして...去った

ハマちゃんが去っていった。出向で来ていたので表向きは元の会社に元に戻ると言う事だったが結局辞めてしまったらしい。疲れたのだそうだ。今までの環境とあまりにも違いすぎたのだろう。挨拶の時にちょっと赤い目が気になった。送別会もない寂しい最後だった。かといって...。
人それぞれの考えがあるので好きな道を選べばいいのだ。それが間違っているとかどうだとかというのもそれぞれの価値観であって自分がそれでよいと思えるならそれでいいのだ。
人事担当者が辞表を出した。妊娠してつわりがひどいらしい。それは新たな命の誕生で喜ばしい事だがそう思えない人の無神経な言葉で彼女は傷ついて一晩泣いて決めたらしい。非常に優秀な彼女は一生懸命頑張っていた。社長の理不尽な要求にもできるだけ応えていた。結婚して妊娠して順風満帆な人生を歩み始めた彼女に社長が「妊娠しない人を人事担当にしないといけない。つわりで仕事にならないから」と言い放ったそうだ。体調が悪いのは安定するまでは仕方がないが休みがちになったことをよく思っていなかったので商談中にそんなことをいったそうだ。女を馬鹿にしてんのか?暴言すぎる。訴えたら勝てる。私も辞める時になんかあったら訴えよう。