伝説の女

昨日から地元の友達3人が遊びに来ていた。昼過ぎに私んちにやってきてうだうだしていた。昼ごはんを買ってきて4人で食べた。さぁ何する?と聞くと「私は横になる」と言うのが約1名。「はぁ?」って感じで聞いてみると「ちょっと調子が悪いから寝とくわ」とのこと。それならしょうがないなぁと一人をおいて散歩がてらおやつのケーキを買いにいった。食べると言うので寝てる友達の分までケーキを買った。寝転んでいたのが起き上がってケーキをぺろりと食べた。そしてまた横になった。
実はうちに泊まりに来ていたのは飲み会があったからだ。コンパとまではいかないが男女4対4で飲む予定だった。そろそろ時間なので出かけようと言うと「私ムリ」と言ったのが約1名。一同「えっマジで?」となりそんなにしんどかったん?みたいな感じで初めて事の深刻さに気づいた。気分が悪いと言いながら昼食も一番たくさん食べて、ケーキもぺろりと食べていたのでまさか行かないと言うほどしんどいとは思わなかった。置いていくにも気がひけるけど大丈夫と言うので慌てて「熱さまシート」と氷とポカリとヨーグルトを買いに行った。熱は37.7度。まぁ寝てたら楽になるんちゃうかみたいな感じで置いていった。
宴は盛り上がって楽しく幕を閉じた。帰りに「ポカリと氷を買ってきて」というメールが入り買って帰ると家には半目で横たわる友達がいた。「大丈夫?」と聞くと熱が38.8度まであがっていた。「39度までは上がるな〜って頑張っとってん」というので「頑張ったらあがらへんのか?」と聞いてみた。食欲がないのかと思えば置いていったヨーグルトを食べたという。おかゆを食べると言うので飲んで帰ってきた3時ごろに卵入りののおかゆを作った。
昼前に起きて「熱さまシート」が切れているので近くのコンビニへ眉毛もかかず買いに行った。行く前に何がほしいのと聞くと「昨日のイチゴヨーグルトおいしかった。でもゼリーも食べたい」と言うので「両方食べられへんからどっちかにしっ!」と言うとイチゴヨーグルトを選択した。食いしん坊の彼女は脳みそでは食べたいと思い、胃では拒絶され希望のイチゴヨーグルトを途中で残した。まぁその前におかゆとぶどうパンを食べているから問題はない。寝たきりではないがしんどそうなのでみんなで氷を変えたり水をあげたり看病した。結局弟が迎えに来てくれるというので15時頃強制送還された。残りの二人は残って夕食を一緒にとって帰っていった。「あんなに食欲のある病人知らんなぁ〜」と話しながら。結局看病されに私んちに来たようなものだ。遊びに来ていて家から一歩も出ていない。伝説の女は新たな伝説を作ってしまった。彼女は友達の中でも最強だ。